親を看取る前に準備しておきたいこと

親を看取る前に

義父が急逝しました。亡くなった当日にお通夜、翌日告別式という多忙なスケジュール。どんどん作業を進めなければならず、悲しんでいる間もありませんでした。この経験から、親を看取る前に準備しておきたいことがみえてきました。

突然、告別式の準備

義父は入院して約1週間で帰らぬ人となりました。病院から連絡を受け、家族が駆けつけたときにはすでに息はありませんでした。病院では、どこの葬儀社にするか聞かれます。急遽、夫が喪主になることに。迷っている暇はありませんでした。
亡くなって1時間後には病院を出て、朝の5時には葬儀社に到着し相談が始まりました。カタログを見て、祭壇、棺、白装束、お布団、骨壺など1つ1つ説明を聞いて選びます。5段階くらいに分かれた価格帯からとりあえず真ん中を選び、勧められるままにオプションを追加すると雪だるま式に金額が上がっていきます。
今回は相場がわからないので提示できませんでしたが、最初に予算を伝えられたらよかったと思いました。それと、見積書をみて最終的に判断できればいいと思いました。
また、この段階で遺影も決めなければいけません。用意していなかったので、慌てて探しました。

  • あらかじめ、葬儀社は決めておきたい
  • 可能であれば、予算も相談しておきたい
  • 「見積書」をもらい、事前にしっかり確認したい
  • 遺影は用意しておきたい

お寺の住職さんに連絡

お寺の連絡先は知っていたので助かりました。お盆で混んでいるときは早い者勝ちとのことですが、この時は、住職さんの予定を確保できました。お通夜の時に戒名の話などの相談。のちのち、びっくりするような金額を支払う必要があることを知りました。

死亡届を書く

死亡届を役所に出して火葬証明をもらわないと火葬場の予約ができず、告別式の時間が決まりません。死亡届を出す作業は、急いで行う必要があります。プランナーさんに代行を依頼することもできますが、死亡届には本籍が必要で、帰宅して探すことになりました。以前は、免許証に本籍を記載していましたが、今はICチップになっているのでありません。ちなみに、死亡届代行を依頼すると手数料が必要とのことでした。

死亡届を提出する前にするべきことは、コピーを何枚かとっておくこと。後に行う年金や各種保険の手続きで、このコピーを使うことになります。もし、コピーし忘れたら、公文書をとるために役所へ行く必要があるそうです。
病院でもらった書類は、右が死亡診断書、左が死亡届になっていて、死亡届の書き方は葬儀社の人が教えてくれました。

  • 親の本籍はメモしておくと便利
  • 死亡届は5〜6枚くらいコピーをとる必要がある

役所へ死亡届を提出

役所に死亡届を提出しにいきます。このとき地元新聞への掲載の有無を聞かれます。新聞に掲載されると銀行の口座が停止されてしまうという話を友人から聞いていたので迷わず「ノー」と答えました。ちなみに訃報広告を出すとウン十万円なのだそうです。
告別式などの支払いは現金で行う必要があるため、義父のキャッシュカードを預かり現金をおろしにいきました。暗証番号は聞いていなかったけれど、推測番号が当たって一安心。キャッシュカードのありかを聞いていたのはよかったです。

  • キャッシュカード、印鑑の保管場所、暗証番号は聞いておく
  • 銀行口座が凍結されてしまうので、新聞の死亡欄には掲載を希望しない

親族・知人へ連絡

告別式の時間が決まれば、義父や義母のきょうだいに連絡する必要があります。でも、手元には連絡先がありません。家に帰れば連絡先がわかるということで、いったん帰宅が必要となりました。
遠方から来てくれる親族もいるので、ホテルの予約も必要になりました。告別式では「親戚一同」という花輪が出すことがありますが、高齢のきょうだいに手配してもらうのは難しいだろうということで、連絡をしたときにお断りしました。この話は葬儀社のプランナーさんが提案してくれました。

  • 主な親族の連絡先は携帯に登録しておきたい

お通夜・告別式

お通夜や告別式では、家族の中から受付を担当する人を決めたり、通夜振る舞い、会葬返礼品、初七日法要などの段取りが必要でした。
コロナウイルス感染症の時期ですから、葬祭場に行けるのは10人までとなっており、誰にしたらいいか困りました。また、位牌や骨壺、写真は誰が持つ?マイクロバスは使えないので、誰の自家用車で行く?初七日の法要の人数は?告別式までの間に、決めないといけないことがありすぎて、喪主は大変でした。
初七日の法要はお弁当をオーダーしていたのに、手違いでお膳が用意されていました。コロナ対策のため1席ずつ空間をあけたテーブルで黙って食事をすることになりました。
コロナ禍の時ですから、お食事はなしという考え方もありかもしれません。
また今回の場合、お通夜と告別式に集まった親族は同じ顔ぶれでした。お通夜は家族だけにする方向もあると思いました。

  • 参列を迷うこともあるので、集まる親族の範囲を伝えるとよいかも
  • コロナ禍のお通夜や法要は、お弁当、または食事なしという考え方も

自宅に祭壇を準備

告別式が終わったら、自宅へ祭壇を用意する必要があります。祭壇は葬儀社が用意してくれますが、家の中に、それを置く台はあるか?掛け軸は?花瓶は?わからないことが山積みでした。掛け軸は、お寺から借りることができましたが、祭壇にお奉りする精進料理「おりょうぐ」をつくるのは大変です。「おりょうぐ」「お料具」などでネット検索したところ、フリーズドライを見つけました。
また、自宅へ戻ってからもお参りに来てくださる方が多かったです。その方へお渡しできるように、会葬返礼品を購入しておく必要がありました。

  • 会葬返礼品は自宅にも用意しておく
  • お料具はネットでも買える

口座の変更手続き

電気、ガス、水道など義父の口座から引落されているものが多いので、その変更手続きも行います。ここ数年間の通帳を見つけて、義父の口座から何の引き落としがあるのかチェックして、電話をかけまくりました。「死亡」なので、電話での報告は比較的スムーズ。公共料金や保険など手続きが必要な書類を送ってもらいました。送付先は息子夫婦の自宅でも問題はなかったです。

困ったのが携帯電話。義父を解約、義母だけになって、義母の口座に変更する場合、本人が行かなくてはいけない。本人は足腰が不自由で連れて行くのは難しい。夫と同じキャリアだったので、夫の契約に入れるのなら、主人が行けばOKということでした。しかしその手続きをとるのに、夫と義母が親子であるという証明(戸籍謄本)が必要です。これは事前に電話で確認していたから、1回で終わりましたが、そうでなければ出直しが必要です。

生命保険の請求は死亡届だけではなく、亡くなった人の戸籍謄本がいります。高齢の義母に代わり夫が手続きするので親子の証明がいります。死亡届を出して亡くなったことが戸籍に反映されるまでに1週間以上が必要です。会社の忌引き5日間では、保険の請求まで終わらせることができませんでした。葬儀社からの請求書はすぐに届き、1週間以内に振込ということなので、保険金の受け取りは間に合いませんでした。

ちなみに、死亡届を出したときに役所から亡くなった後に行う手続きの解説書をくれます。地域ごとに異なりますが、手続きをすれば火葬料としていくらかいただけます。これは、初めて知りました。

  • 携帯電話は子供の名義に変更しておくと便利
  • 保険金がおりるまで時間はかかる

保険の手続き

健康保険や介護保険の手続きも役所で行います。健康保険証は、病院で使うのでカバンに入っていましたが、介護保険証は見当たりませんでした。
さらに、年金の手続きをするのには、電話での予約が必要です。自分の希望する日には予約ができず、3週間後の予約がとれました。その時に、義父の年金手帳がいります。義母の年金番号もいります。戸籍謄本や死亡届も必要です。

  • 健康保険証、介護保険証のありかを把握しておく
  • 年金手帳の保管場所も知ってお

初めての喪主(の嫁)の経験は、いろんな手続きがありました。優しかった義父を思い出しながら、49日が過ぎていきました。これをきっかけに、自分の終活をしっかりと考えておくことが大切だと感じるようになりました。

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